不味

ベッドで横になったのは1時近くだっただろうか。
その時点でおかしいなとは思った。
何か胃がおかしい。夕飯を三時間も前に済ませたはずなのに、今にも逆流しそうなほどぱんぱんだ。
胃が働いてない?
加えて、頭も「何か変」だった気がする。
普通「頭が痛い」だとか「頭が重い」だとか言えるわけだが、今日の感覚は実に名状しがたい*1
眠気も感じるが、「名状しがたい感覚」によって感じにくくなっている。


かと言って、寝ないわけにはいかない。土曜だって一限から普通に授業がある。
とにかく横になってみる。
暑い。いや、今日の東京はさほどではないはずなんだが、何か感覚が鋭くなっている感じがする。
とにかく横になって目をつぶる。


現在、3:25。
一度、確実に「寝た」。
しかし、「寝た」はずなのに、「起きた」感覚とは何か違う。
自分は気絶したことはないが、なぜかそのような感覚の方に近い気がする。
いや、間違いなく寝てはいる。気絶ではない。何か夢も見た気がする。
ただ、こんな感覚は初めてだ。
寝起きのその瞬間から完全に脳が覚醒している。まどろみの余地がなかった。
普段、自分は睡眠時間を出来るだけ確保するようにしてるが、今まで「よく眠った」と思って起きたどんなときよりも、感覚が覚醒しきっている。
虫の鳴き声が痛いほど耳に響く。目が冴える。


ただ、この時間にこんな状況でも困るのだ。
正直、予備校に行ってからこうなって欲しい。
そして、変な感覚は消えつつあり、未だ目は冴えているが、少なくとも睡眠時間が足りていないという事実はあるわけで。
間違いなく日中、もしくは、このままいけば明け方に鬼のように眠くなる可能性が高いわけで。


ちなみに、鬱、ではない。
むしろかなりの躁周期のようだ。気分はすこぶるいい。
あと。
上述した通り、目が覚めた次の瞬間には覚醒していたので、なぜか「変になったのか、俺。死んじゃうのかな…。」と、起き抜けに死を覚悟するという実に変な体験もした。
さらに、これが重病だったとしたら…と考えたとき、なぜかヘレン・ケラーを真っ先に思い浮べた。
もし、起きたとき、目も見えず、耳も聞こえなくなっていたら。

とりあえず、俺にはとても耐えられそうにないことだけは理解できた。


さて…。
このまま講義中に睡魔に襲われるであろうことが分かっていて手をこまねいているのも癪だし、なんとか寝ないとな。


なんか「感じた」だとか「考えた」だとか、随分と感覚的な文章になってしまった。
ここまで読んだ人、途中で見切りをつけるのも大事ですよ。

*1:自分で書いといてなんだけど、「名状しがたい」なんて表現、俺はどこで覚えたんだろう…。